5月の園だより
4月のこの時期、新入園児は幼稚園生活になれるのに必死です。
子どもたちは幼稚園の楽しさを感じつつ、
お家とはちがう環境に戸惑いながらも頑張っているところです。
幼稚園では、困った時にママがスーパーマンのように飛んできてくるわけではありませんが、
ちゃんとママを感じ、立ち直っていく姿もみられます。
お帰りの時間になると、「靴がないの」と困った顔をしている子どもたちに出会います。
やっと気持ちを切り替えて遊びを終わらせたところに追い打ちです。
疲れてもいるから余計に不安にもなります。
探してあげようとどこで脱いだのかを聞いても定かではありません。
同じような保育室や靴箱が並び、どこがどこなのかはっきりしないのは当たりまえかもしれません。
靴だって、お家では大きさだけで判別できるけど、幼稚園には似たような色や大きさの靴がいっぱい…
時にはまったく同じ靴さえあるのです。
先生が「見つけたよ!」と持ってきてくれて、少しは安心したようですが、まだちょっと不安顔。
「ほら、ここに○○ってお名前が書いてあるよ。
ママが〇〇くんのために書いてくれたんだね」と言うと、
やっと笑顔になり、安心した表情になります。
そして、うれしそうに靴を持つと靴箱に大事そうにしまうのです。
小さな小物まで、たくさんの名前を書いてくださったお母さん…
お母さんの愛情はこんなところでお子さんを支えているんですね。
名前書きは大変な作業だったと思いますが、本当にありがとうございました。
そして、これからも、
こういう小さな支えがお子さんの自立を陰ながら支えているということを
覚えておいてくださいね。